凪良日記

凪良ゆうの仕事情報、日常などを綴っております
「恋をするということ」出ました
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「恋をするということ」
挿絵:金ひかる先生/ルチル文庫
 


新刊出ました。初ルチルさんで、自分史上初ほのぼのまったり風味です。
とはいえ、中に仕込んでるテーマは仕事とかお互いの生き方とか結構真面目という二重構造です。ドシリアスでプロット出すと「もっとBL風味を!」とボツになる率高いので、大量のお砂糖でコーティングしてみました。偽装とも言います(笑)

昔から書きたいものは一貫して変わってないのですが、最近、見せ方が変わってきた気がします。今回のお話も、昔ならすごく重く書いてたと思います。実際重く書こうと思ったらいくらでも重く書けるテーマだったので。

でも暗重いお話って、ぶっちゃけ手に取ってもいただけないんです(悲)
暗くても読んであげるわと言ってもらえるような売れっ子作家でもなく、書いても読んでもらえなかったら自己満足で終わってしまうし、売れないのが続くと最悪仕事もなくなる。

とはいえ、手に取ってもらうためだけに書きたくないものを書くのは嫌だし、そんなことしたら自分が潰れるし、応援してくださってる読者さんも裏切ることになるし……。
書きたいものを書きながら、どうしたら手に取ってもらえるのかなと、ずっと考えていた期間がありました。

今も答えなんか出てないんですけど、やっぱり「とっつきやすさ」というのは大事だなと思うようになりました。もちろん、そういうもの全て吹っ飛ばして「書きたいように書く!」という話もあります。

あ、なんだか新刊とは関係のない真面目な話に……。
そんな感じで毎回色々考えてるんですが、読者さまはもちろんお好きに楽しんでくださいませ。外側のお砂糖だけ楽しむとか、内側のテーマまでガリガリかじるとか、鍋敷きとか、枕とか、そこらに積んでおくとか(笑)

今回の主要キャラの月浦くんと呂久さん、とても好きなふたりです。
ふたりともごく普通の人たちで、ふたりの恋愛もごくごく小市民的に進んでいくのですが、小さいことでも大事件、という恋愛ならではの馬鹿馬鹿しいキュンをたくさん詰めこみました。タイトル通り「恋をするということ」に終始したお話を楽しんでいただければと思います。

挿絵もちょっと変則です。折りの関係でページが余ったので、巻末あとがきのさらに後ろにぶうたん視点の短編が収録されています。しかも、そこにぶうたんがたくさんいます!
ぶうたんは今回の著者お気に入りキャラで、担当さんに「なんとかぶうたんの絵を……」と頼んだら、なんと金先生が4パーターンも描いてくださったのです。
金先生、お忙しい中、ワガママを聞いてくださって本当にありがとうございます!

私と担当さんだけで愛でるのはあまりにもったいないということで、ぶうたんラフを最後の短編に散りばめていただきました。どうぞみなさま、ブタ猫ぶうたんを愛でてくださいますように。

長くなりましたが、今年最後の本です。どうぞよろしくお願いします。


2012/12/17(月) 11:50:47 | お知らせ | Trackback(-) | Comment(-)
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